産学連携
正負交番載荷実物大実験
FAボックス内空幅5m,内空高3mの実物大をレベル1で1mm,レベル2で4.3mmの地震動相当の水平変位から始め,最終22δ132mmの水平変位にて実験を終了しました。この実験の結果よりFAボックスの隅角部のループ継手は所要の高応力繰返し性能を有することが確認されました。
載荷実験前全体写真
変位量126mm(21δ)引き3回終了時
アクチュエータ側左側壁
変位量132mm(22δ)引き終了時
アクチュエータと反対側 右側壁外側
ハンチ始点付近鉄筋座屈曲げ破壊状況
変位量132mm(22δ)押し終了時
頂版軸線上の水平荷重-水平変位履歴曲線図
隅角部性能実験
プレキャスト部材と現場打ちコンクリートの接合隅角部が、一体打ちコンクリートと同等以上の性能を有しているか、また斜角(75°)の影響がどの程度あるのか、実験にて確認しました。
試験状況
1. 供試体接合
2. 試験供試体
3. 載荷試験
規格値までほぼ同一の挙動を示し、接合隅角部が一体打ちのときと同等の性能を発揮しました。また、斜角(75°)の影響はほとんど見られませんでした。
頂版スラブ目地耐力確認実験
頂版スラブに活荷重が上載する際に、目地形状・構造によって隣接する製品に荷重が伝達され、かつ強度を満足できるかどうか、一体型スラブとの比較実験にて確認しました。
試験状況
1. 供試体目地形状
目地コンクリートを打設。
2. 載荷試験
目地連結型と一体型との応力分布状況に差異は認められず、また目地強度も十分な耐力を有していました。